妄想も嘘 ピープル

自分の為に嘘をつくということに対して大義名分なんてくくりつけてはいけないから、私は困っている。
ぜんぶ私のもんだし、ぜんぶ返ってくる。
目がにごって 欲しいものすら見えなくならないといいけど、そうはいかないだろうな、
きっと、許されないだろうな。
 
兎にも角にも、私は恐ろしい。
 
街を歩くたび、ふわりと、あの人の香りが鼻をかすめるようで、
今日までうまく隠れて逃げきろうとしていた私が、表街道に無理矢理に引きずりだされてしまう、のがこの、交差点というやつです。
 
色んな噂話や、所謂(いわゆる)正しいと言われているものについて、
ああだこうだ考えたり ささくれても きりがないので、
私は私の好きだと思える何かを
望んでいられるなら、望んでいたい。
 
今は、その望みが叶う形が中途半端でもいいのかとか、形が違ってもいいのかとか、それを受け入れるべきかどうか、それで後悔しないのか、とか、
そういうことを考えている。
それが、最終的に望むものにいつか辿り着ける中途地点なのかどうか、だなんて、いったい誰に判断できるのでしょうか?
 
じゃあ、いくか ひくか なのか。
 
そうか。
 
答えがみえないね!
一番ほしいものから逃げていたって、見ないフリしたって、
もうそうもうそ。だよ。ピープル!

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