あかんもういかな

10月8日。土曜日。
家を出たのが確か13時過ぎ。ちょっと失敗。
 
京都まで出て、JR特急に乗って、
岐阜と、愛知に行ってきたよ。
 
目的はねー
 
じゃじゃーん
 
あ、写真ないんか、ないわ。
 
原田晴子さんの個展をみに
岐阜・ナガラガワフレーバーって場所に行って来た。
よくわかんないけど、なんか色んなお店が合体している、観光地てきな…しかしすっごくいい雰囲気てきな…
 
なーんーこーれー
 
写真がないのが実に残念です。死にたい。
 
城下町がそのまま残ってるような通りとか、鵜飼いとかがあるっぽくて、
そういうの全く知らずに たんに個展見たさに行ったので、思わず 二時間ほど歩いてたんのう してしまった。
こんな街並み別のとこにあるんやったら京都いらねーじゃーん
とか思ったり…
いや、思わなかったけど。むしろ逆で、
 
やっぱりすごく感じたのは、
場所は場所で、見た目も空気もほとんど同じようなところでも、
そこを構成しているひと、そこに存在しているひと、
それがわれわれ人間の世界をつくっている一番重要な要素なんだなあ、ってこと。
 
やっぱ私は人間の世界が好きだなあ
 
もーちょっと一緒にいていい?
もーちょっとそばに寄っても?
 
だいだい色に空をそめてゆっくり、にじむ夕日がしずんでゆく。
その様子を一人ぼっちで眺めていた。
肌寒くなってきたので赤いマウンテンパーカーはおる。
私のいっちょうら。実はもらいもの。
 
ほんとうは内緒にしていること。
誰にも言えなかったこの気持ち。
 
ああ。くるしー。
きれい、きれいや。この世界。
せつないよ。
 
一人ぼっちだけど、一人じゃなかった。
私の中には私がいない。
私の中には他人しかいない。
私は歌を口ずさんだ。
るーるーるー。
犬とおじいさんがそれを見ていた。