過去をたばねる

今週末も京都だった。ゲストハウスへ泊まった。
そのつもりで準備もしてきていたから。
友達と遊んだ昨日のひきつづきで、
四条大宮から、出町柳までてくてく歩いた。

会いたいひと。けれど。
 
しましまの日も 水玉の日も
キラキラの日も トゲトゲの日も
君がいればいいのに 君がいればいいのに
僕の所へ来ればいいのに。
 
 
ゲストハウスへ着いたころには、夜があけようとしてた。
気絶するぐらいねむかったけれど、いろいろ考えたいことがあって、
暫くぐるぐるしたあと、ねむった。
 
ご飯を食べた。
好きなひととご飯を食べるのは やっぱりうれしい。
うれしい時間はすぐ終わってしまう、
もっといたかったな。
 
 
かなわんかったらどうするの。
なんて、もう何度もかんがえたさ。
逃げたこともあった。というか逃げ続けてきたのかもしれない。
 
でも、
苦しくなっても、何度ぶれても、
僕がやらなくちゃ。
 
もう守られてるだけはいやだから。
 
 
たくさんのことばが、
こだまのように、おいかけてくる。
ここ数ヶ月。
新しく、やっと、自分を理解できたことがあった。
自分にとって、内部の、劇的変化のときだった。
 
 
2014/06/09

なんだか、とてもつらい、
めちゃくちゃにつらい、
時期的なものだろうか、
何でなんだろうか、
ひさびさに、急にきた、
 
わからなくなったのだ、
正しいと思っていたことが、
自分の望みだと思っていたことが、
わからなくなった、
それだけで、一気にきた、
 
正直、何がこんなにつらいのかわからない、
わかることは、
戻ってきては消え、戻ってきては消える景色が、たくさんある。
 
わからなくなった、
 
がんばろう、でも、
なにを、がんばろうと思ったんだっけ。
思い出せない、
いや、つまり、何がつらいのか、本当は僕あわかっているのだろうか。
 
僕は続ける。僕は覚えている。
大切に大切に大切に思っていたこと。
すさまじい速さで、流れていく人のこと、他人ごとのうそ、簡単な利害一致、駆け引き、
変わって行ったのはわたしのほうか?
 
ずっといきづらかった。
かなしかった。
 
それがまた風がふいたように、訪れただけだ。
 
息がしづらいと、ずっと思っていた。
 
ああ、息がしづらい。
胃が痛い。
胸がくるしい。
 
仕事をしながら、パソコンのディスプレーを眺めているはずなのに、
目の前に走馬灯がいくつもいくつも流れては消える。
思い出したくないこと。
思い出なんか僕はほしくなかった。
何もかも、何もかも、
ずっとずっといたかった。
思い出になんか、ならないでほしかったんだ。
 
 
何を今も、耐え続けているんだろう、
何のために、
どうして、
何を頑張ればいいのだろう、
 
僕にはわからなくなった。

 
2014/06/14

進んでいる、川はながれて もどらないけれど、流れていった先でまた会いましょう、なのだ。

 
2014/06/16

とても疲れた、
何がこんなにつらいのだろ。
 
やっぱりぼかあそんな純粋な気持ちでやってないのか。
 
やってることがやりたいことだ、
感じることだけがすべて、感じたことがすべて、
 
でもやっぱりぼくああーだこーだ言うて、
認められたかっただけなのかもしれない。
 
好きなことをたとえ実らなくても続けたいと思ってやってきたつもりで、
それを永遠に証明し続けてきたつもりで、
 
でも、なんか、だめかもしれない。
と思った。
 
微笑ましくありたいけれど
なら どうして つらいと思うのだろうか、
みんなはどうやって生きてるのだろうか。
 
やりたいことも見つかっていて、
そのために色々なものを削ぎ落したつもりで、
報われなくても大丈夫だ、
自分が選んだことなんだから、
そして幸せなはずなのに、
それはとても幸せなはずなのに、
でも つらいのはどうしてだろう。
 
スネアとペダルのはいったかばんをガラガラとひいて、終電にのって、歩く帰り道におもった。
ぼくの好きな景色をうつくしいと一緒にいってながめてくれる人がいれば、
どんなにいいだろうって。
 
散歩がしたかった。
 
ぼくは、散歩がしたかった。

 
2014/06/17

多くは選べないと自分に思った。
自分の大したことない能力加減に、長いことかけてようやく悟った。
そしてそれは真実だと思うから、
「生きてやりたいこと」のために
僕は多くを捨てようと思った。
 
そうすることで、頑張ろうと思ったのだ。
持てる力をなるべく散漫にさせず、
まっすぐゆけると思ったのだ。
色々なことを多く、うまくやろうとすれば、疲れてしまうから。
全部うまくゆかなくなるなと、思ったから。
 
ほしいものも、自分にはそんなに無いと思えた。
 
けれど、気づいたのだ。
それはつまり、
「多くを捨てるから、このくらいは見返りがあってもいいのではないだろうか」
なんていう甘い利益主義だったかもしれないって。
 
いつだってひとつの景色にもどってくる。
 
僕はこんにち、もしかして、と思った。
ついに思った。
 
僕はバンドなんて、音楽なんてやらなくてもよかったのかもしれない。
あの景色さえ、ずっと手に入っていれば。
他に、何もいらなかったのかもしれない。
 
何もせずに、幸せだったかもしれない。
 
 
ぼくは、みんなのように、楽しく、微笑ましくありたいと願う。
自分があることで、誰かを幸せにしたいとも願う。
やさしくなりたいなあと願う。
だけども、僕にはそれがとてもとても難しい。
 
たださびしい。
ずっとずっと、さびしかった。
 
叶うから、やるんじゃないよ。
やりたいから、やるんだ。
 
でも、本当の望みはなんなんだろ?
 
本当にやりたいことは?
 
 
あの景色さえ手に入っていれば?
僕の望みは、ただそれだけだったのかもしれない。
 
君がずっと、そばにいてくれさえすれば。
 
 
ねえ、望みって、叶わなかったらダメなのか?
ねえ、望みって、叶わなかったらダメなのか?
 
明日はライブがある。
僕は全力でやる。
いつだってどんなミスをしたときだって僕は何のことも、全力でやってきたつもりだった。
音楽も、仕事も、自分のちからをぜんぶ使うことだと思って、やってきたつもりだった。
 
求めても手に入らん物はたくさんあるよ
生きていていいことなんて半分もないよ
生きるか死ぬかの選択肢は
自分が最善を尽くしたあとに決めな。

 
2014/06/17

うすうすずっと気づいてきた、読み返せば日記にもなんどか書いてきていたこと、
 
ぼくは、報われたい。
ぼくは、認められたい。
ぼくは、褒められたいんだ。
 
それは誰かじゃない。君がいいのだ。

 
2014/06/18

気付いたらやっぱりいつも笑ってしまっている。
音楽のなかにいる間、自分って、どこにもいないんだよね。
おれ、音楽そのものなんだわ。
 
ぼくらは、褒めてもらうためや、儲けのため、にやってるわけじゃない。
そうか、簡単な幸せならすぐ、手に入るものなのかもしれない。
でも違うんだな。
 
楽しいも苦しいも強く、坂の多いみちを選んだだけなのかもしれない。
 
僕が望むのは、実際は、めちゃくちゃにいじ汚くて、みにくい欲望かもしれない。
でもそれを踏まえたうえで、僕が望むのは、やっぱり、手に入る範囲の合理的な幸せじゃなくて、
ほほえましい理想 なのだ。
 
たとえ叶わなくたって、願いたいのだ。
僕にとって、バンドも、仕事も、好きなひとのことも、
やっぱり全部、そうなのだ。
 
正直、勝てるかわからんです。
ぼくはこわい。
こんな汚い感情は、認めたくないのだ。
それに自分で、勝てるかわからない。
 
ただ、強くならねばならない。
汚い感情すら、すべて自分のものであるということ、
それを見つめたうえで、きみと同じ土俵で戦いたい。
きみと同じ場所で、ステージで、ともに戦いたい。
 
いつまでも、泣いてばかりじゃいけない、
守られてばっかりじゃいけないということ。
 
とりあえず目の前のことを。
弱い自分に負けないように。
「目の前のことできん奴に、先のことなん できんよ」と、
親のような友達は、あのころのぼくに言ったのだ。

 
2014/06/19

くるしいな。どうあってもくるしいだろう。
でも、僕は思うのだ。
 
たぶん、君がそばにいてくれさえすれば。
同じ時間を過ごして、同じ方向を目指して、一緒に、笑っていられれば。
きっと何があっても、平気なよ。
 
そのうえで、けれど僕は、
それだけじゃやなんだなー

 
2014/06/24

ぼくはつようなりたい。
守られてばっかりやったらだめだから、
同じ目線で同じところに立って、力を合わせて、戦えますよう。
何に勝つでもない、でも、君がいれば、けして何にも負けやしない。
きみとともに成長し、ときにきみを守れますよう。
これは僕の、当たり前の理想だ。

 
2014/06/27

知らないところへいこうと思う。
そのあとまた、きみのもとへ、かえってこよーと思う。
 
パレードしたいし きみといたいし げらげらしてたいわ。
ランナーがはしりつづけるためのように、努力って ひつよう。
 
自分をいつわるのは、やめた。
他人をいつわるのも、やめた。
当たり前を当たり前とするのも、やめた。
見返りを求めることも、やめた。
理想をあきらめることも、やめた。
 
そうやってやってきて、こんにち、
欲しいと思うことを、諦めることを、やめたいと思う。
 
目をとじて、かぜの音をきいた。
だいじょうぶ。まだはしれるよ。
君がいてくれたから。
もう少し、さきへいってみよう。
もう少しさきを、みにゆこう。

 
2014/06/29

先回りはできぬ、いつかまた。
流れたさきでも、きみといたい。

 
2013/07/03

会いたいと思ったらなんとなく会いに行っちゃうものだし、
どうしてもいまって思ったら走り出してるものだと思うし、
好きっていうのはことばや行動に出るものだと思うし、
情熱はきっと約束を守ると思うよ。
 
僕は、好きだから頑張るんだろうな。
それしかできない。
そんなに綺麗にできてない。
そんなに複雑にできてないんだ。
わかりやすいよ。

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