忘れてしまったこと

誰かを思って私は、走る。
完全に自分勝手な、自分の望むままに、走る。
そうせざるをえないから。
 
「私のために走ってくれる人はいないけど」
そうやって書いた、去年の4月6日。
2011/04/06 汗かいて生きる
 
追う・追われるの関係??
私が求めるのはそんなものじゃない。
追えば逃げる?逃げたら諦める?嫌われたらしょうがないもんね?
それでも求める心は止まらないよ、きっと。
 
…そーだよね。
 
 
聞いて!
 
…私のために、走ってくれる人ができました。
 
うれしくて、うれしくて、
うれしくて、死にそうです。
 
…でも、とても恐ろしいです。
その手を取った瞬間から、いつか離れる日がきっと来ると思って、悲しいです。
一人は、怖いけれど、寂しくて死にそうになるけれど、失うものがありません。
私は、人を傷つけます。
私は、とても不自由です。けれど、とても不自由な自分を、なにより愛しています。
私は、私を好きだと言ってくれるあなたに、いつか嫌われてしまうのが怖いです。
 
ねえ、聞いて。
私はもう、だめかもしれない。
 
がんじがらめで、動けないかもしれない。
望むことが何もない、って思ってしまうことが、よくある。
もうやれないしやりたいって思わない、って思ってしまうことが、何度も何度もある。
 
大事な友達の言葉がよみがえる。
 
「お前がそうしていることで、お前自身が傷ついてる、ってことに気づいてるか?
 俺らに言ってることが、何も実行できない自分に。」
 
ああ、私は、傷ついている。
傷つきたいのか?そうして、いじけて、誰かに優しくされたいのか?
 
私は、大事な友だち、と言ったこのかれを、大事にしていません。でもかれは、私を助けてくれました。とてもよくしてくれました。
私にできる恩返しは、私が一人で立つことです。
それができて、立派に笑えるまでは、かれに近づくことはできない気がしています。
だからそれは、まだなんです。
 
何かが確かに変わった、あの朝。
2011/04/18 フイのことば
 
あの朝を越えてなお、私は、たぶん自分を傷つけ続けている。
どうすればいいかなんて誰も決めてくれないし、決められても従う気なんてないのに。

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