きみの歌

自分はなんてポンコツ野郎なのかしら、と思った。
調子が悪い。楽しいのに。みんな優しいのに。

約束をくれた。
電車に乗って帰る。

明日美ちゃん、と呼ばれた。

なにもない くだらない しょうもない 私のいのちに、
一人で歩くはずの道のなかに、君がいて、隣を歩いてくれた。
一緒にうたう、うたをくれた。

一人でいるときも、歩く私のみちに、いつも、きみの歌があった。
それだけでいつも、生きてこれた、
そんな気がするんだよ。

きみを好きでいようと思った。
何ができるかわからないけれど、
きみを好きでいようと、思った。
あの日々の終わりに、そう決めた。

かわりたい
かかわりたい

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