雨のきょうとえき

雨の京都駅、
道ゆく人の群れ、その顔をひとつひとつ 覗き込んでみつめてみた。
 
街があって、
たくさんの人がいて、
それぞれの帰る家があって、
暮らしがあって、
生きるみちがあって、
考えることがあって、
幸せがあって。
 
そういうことが全て、なんだか私には、
途方もないことに
思うのです。
 
たくさん、たくさん歩いたみち。
何度も何度も通ったみち。帰りみち。
待ち合わせたり、めし食べたり、話したり、買い物したり、
このまちに来て、起こった、とてもとても色々なことが
その場所、その場所で私が感じていた気持ちたちが、
浮かんではきえた。
 
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きみのことを思うた。
大好きなので、一緒にいれたらうれしい。
でも大好きだから、きみのことも、私のことも、大事にしたいと、思った。
そのための選択を本気で悩んで、悩んで、悩んで、選んだ、つもりだった。
間違ってなかった、と思う。
 
悲しいと思うことが悲しい、
きみを好きでいることが悲しい。
 
そんなことはね、間違ってる。
でしょう。
 
遠くはなれても 歌うたえば、
君が笑ったよ。君がうたったよ。
 
 
大事にしたい、と思う。
正解なんてないんだろーけど
それを追いかけ続けるのが、僕のやるべき仕事だと思う。
 
大好きだから 大事にしているつもりだけど、君には伝わっているだろおか?
僕はきみ以上にきみを愛せているだろおか?
 
 
触れられることも、
触れたいと 思うことも
それ以上には、
それ以上には。
 
 
強がるし うそぶくから、
どうかすぐに
 
わかって
 
 
雨の京都駅

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