四丁目の交差点で車にはねられた。
三月にうまれたから、名前は三月(みつき)。
彼女はちいさな白い猫だった。
草むらをかけぬけ、息をした。
春にうまれて、夏を知った。
ふりそそぐ太陽と、高架下の静寂。
空き缶をける音。
「なあんもない人。」
ぼくと君は、いつも一緒だったのだ。
さざ波のようなおと。
寄せたあと、かえってゆく。
なにも残さず、引いてゆく。
いつ止められてもおかしくないガス、あやうし生活それ自体がおっきな趣味ですー
四丁目の交差点で車にはねられた。
三月にうまれたから、名前は三月(みつき)。
彼女はちいさな白い猫だった。
草むらをかけぬけ、息をした。
春にうまれて、夏を知った。
ふりそそぐ太陽と、高架下の静寂。
空き缶をける音。
「なあんもない人。」
ぼくと君は、いつも一緒だったのだ。
さざ波のようなおと。
寄せたあと、かえってゆく。
なにも残さず、引いてゆく。
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