さよならのあさに/なさげ

鉄のとびらが重かった
午前の3じ、家をでる
耳たぶとって 息をひそめた

日々はいつも囲まれてて
安全で安心、そんな考えもなかった!
季節のうつむいたかげで  身をやすめた
がらんどうのそらと  キラキラの君の
おもかげ、おもかげ、おもかげ

バスがとおった帰り道
ずっとねむった帰り道
つよく照ってたひがおちて
がたん、ごとん。

とーとーなんにもわからなくなった、
そーとーどこかいかれているみたい、
ぺったりだったり、
ぴったりだった、

ほほえんで くちばしでわらって
しゃぼんだまふいて
空へ飛んでゆくまでもなく
ぱんとわれてくだらない遊び、
それをずっとずっと続けたら、

別れのあさも、エンドロールおいかけて
しょーがないねってわらえる気がしたよ
雨が降って土固まるのを
くりかえすだけだけど

つないだ手から虹がこぼれて
うそもほんとも混ざれる気がしたよ
雨あがって土にかえるのを
まっているだけなのにね