たたんととん

恥ずかしいこと思いだして
また 恥ずかしくなって。
 
(恥ずかしいこと思い出してまた恥ずかしくなって/完全にノンフィクション より。歌詞はてきとう)
 
 
 
私の、ドラムのししょーに会う。
大学入る前に友達になった人。
大学でバンドサークルやり始めて 一年目の学祭のとき、the CHICKEN mastersっていうバンドのコピーが ぜんっぜんできなくて泣きかけてたときに 一緒に個人練習に入って アドバイスしてもらったっけな。
ななななつかしー
 
町を一望できる、緑地公園の山のてっぺんにのぼって、風にふかれる。
私はピアニカとリコーダーを連れていって プップカ吹いたり、
ドラムスティックでそのへんの木の机や看板をたたいて音を出してみたり。
音楽の話。この町の話。むかしの話。これからのこと。
音楽については、私は技術的な話がぜんぜんできないので
彼のドラム技術へのストイックさにはいつも愛を感じる。
 
遠くに花火が見えた。たぶん長島のほう。
 
あれから何年が経ったのか?
ぜんぜん変わらない私をみて、安心する人は多い みたいだけれど、
変わらないというのは果たして真実か?それは私にとって果たして 良いことなのか。
大人になるってどういうことかな
 
スマートフォンに慣れてしまったら 昔のガラケー(=ガラパゴスケータイというそうだよー)に戻れないらしい。
便利な生活を知ってしまったら もう、それを知る前には戻れない 戻りにくい のと同じで、
愛も、恋も、家族も、友人も、安心も、刺激も、そうなのかな。
 
少なくとも、音楽は そうかもなあ って、私は思うがゆえに。
この喜びを知ってしまったら、もう、もどれないんだと思う。
うたは うたう ために。
錯覚かもしれないけど、嘘かもしれないけど、
それでも、誰かの一人の夜と、誰かの一人の夜をつなぐ力が、
音楽には ある。
 
とりあえず、まだつながっている。
私はそれがうれしい
 
ししょーはスネアを貸してくれた。
暫く使ってないから、レンタルね、とのこと。
どんだけいい人! 大事に使わせていただきます
しかしいつ使うかなー