2012年7月12日

昼休み。外へ出ると、大通りで祭りがやってた。
子どもたちの叩く太鼓にみとれていたら、
チャリのおばちゃんが、ちょっとーあんたたち、進行方向に寄りなさいよ!
通り道邪魔してんやろ!と大きな声。
 
あっ、すいません、と どいたら、
ほんっとに、自分がなにしてんのかわかってんの!? って言いながら、
ふつーに 赤信号の横断歩道を、
車の交通をさえぎりながら、渡っていった。
 
えーっ!なにしてんのー!
 
 
私はすぐ極論か、完全にグレー、な人やから、
ふつう とか、くくるの嫌いやねんけど、
私自身ごくナチュラルに、ふつう という言葉を使うし、
ああこりゃあふつうじゃないな、って思うときもあるのだから、つまり理想と現実なのだな。
 
街を歩くとよく思う、人ごみをかきわけているとき、思う。
 
私はまだ、ふつう、だろうか?
まだ、生きていられるやろか?
 
まあ、まだ大丈夫、かな。
 
 

2011年9月5日 「らいす」
 
おそとのにおいがする
髪の毛にまとわりつく
排気ガスで汚れた、
湿った大気のにおい。
 
鴨川で座っておでんを食べた。
 
おいしい。
 
季節が変わっていく。
あの大気がここにも、やってくる。
いつかの10月、狂った世界を思い出す。
 
あれでおしまいでも、よかったな。
 
そう思った。
 
私は幸せ
 
おでんの汁を飲み干した。
 
おいしい。