もう二日前のことになるけど
一人で、まえ住んでいた街に行った。
救いだったのは、すべてが終わったときに、話しをしてくれる人がいたこと。
ありがとう。
これでも、立ちむかいに行ったつもりでねえ。
戦いにきた、と思った。
そこは景色がずいぶんと変わった気がした。それとも、私の目の位置が変わったやろか。
空がひくい。
それは、知らない街だった。結局のところ。
古巣ともよべやしない。
見たことのある、においのない、ただの景色のひとつだった。
しかし呼吸が乱れているのは、坂をのぼって歩いてきたせいじゃないんだな。
あったものが、なかった。
なくなっていた。
自分のなかにも。その空の下にも。
今となっても何を嘆いても、仕方のないことです。
無いものは、どう言い訳してもしょうがないものです。
ない、だけ。
でも、なかったことにしたくありませんでした。
2011年9月28日 「記憶と想像力」
「でもね、想像してみて。」
なつかしい言葉がふと頭をよぎりました
私は想像力がないので、目の前で起こってないこと、体験したことないことは全くといっていいほど 想像できません。
ぜんぶうそになるなら、
でも、それでも夢見ずにいられないこと