脳と能とノート

知ってたかい?
たとえ他の全てをなげうって手離したとしても、
手に入らないものが この世にはあるっていうことを。
 
だから、今持ってるそれを掴んで離さないなら、
他のものを手に入れるのは もっともっと無理なんじゃないか?
 
屁理屈か?いやこじつけか?
 
欲しがらなくたって何でも簡単に手に入る奴もいるけど、
あなたはどう?
あなたは、自分はどっちだと思う?
 

(1)
 

(2)

りんじモルター りんじオルター


職場をでたとたん、なんだこの祭りムードは。
祇園祭って行ったことない、はず。
なんか地元の方の噂によると、天神祭より人ごみがヤバイらしい。
なぜなら道がはるかに狭いから、とのこと。
ふむ!
 
困ったんは、いつものバス停が移動していたこと。
普段、私の乗るバスがやって来る四条通りのド真ん中が、あきらかに、人が歩いていいゾーン になっとる。
 
だからバスがいつもと違う変な道順から走りだす。
ああ途中で降りればよかったな、と、
タクシーだらけ 人まみれの四条通りにバスが帰ってきたときに、思うた。
ぐーるぐる。
 
 
 
今朝、5時ごろなぜだか目が覚めた。
電気をつけっぱなしでいつの間にか寝ていたらしく、
何時だかわからず、仕事さぼって寝過ごしてしまった気もして、
びっくりして携帯を開いて時間を確認する。
 
めずらしい人から、ことばが届いた。
最近夢を見たので、なんだか不思議な感じ。
きみ悪くないよ。
きみは私を、嫌ってくれたらいいよ。
 
夜は、私の天敵のはずなのに、理解ならないはずなのに、
どうしてこんなに優しいのか、どうしてこんなに吸い込みたくなるのか、
わかりません。
それは、君を見ているときのようです。
だから私は、私もその闇色を食べることができたらどんなにいいかと思ったものでした。
 

 
やっと来た市バス、今日は乱暴な運転手にあたってしまったようで
グワングワン揺れるバスの中から、いつもの二倍は人が歩いている通りを眺めた。
浴衣の人たち、家族連れ、はしゃぐ外人ら、風船くくりつけた子供、団体で歩く若者たち。
見慣れない屋台、ド派手なやぐら、歩道に出張った飲食店のテーブル。
 
その景色のなかに何かを探そうとした。
本当はいつも、探そうとしてしまうけれど、やめることにしている。
探すのやめて、睨みつける。
ただ、睨みつけてみるだけだけどね。
 
ここに引っ越してきてから、私の生活や視界のなかに、みずから望まなくても、足を運ばなくても、
ひとびとの非日常が、ひとびとの望みが、勝手に入ってくる。
そんな土地に引っ越すのは初めてかもしれないね。
ただ単に度合いの差、ってことなのかな。
 
近所の、異様に料金が高くて 普段全く車が停まってないパーキングに、今夜は車が一台みえる。
 
うん。ただいま。
 

今日の四条堀川。
ふうせん。

線/点/す


 
木がきでない。
 
忌書きでない。
 
狂うなら狂ってくれればいいと思う。
 
いつまでも四分丈の、なさげの、ぽんことんとちーの。
 
声がきこえる間のできごと
自分が自分でいられる間のえそらごと
 
目の前のキラキラした輝きに、
私の苦しみがのみこまれていく。
ただ純粋な光を追い求めつづけられるのなら。
私にもいつかそれが一緒に見れたのなら。

general hope


朝5時まえに目が覚める。
外気、静謐な空気を吸い込んだ。
のぼりきらない朝日が、低い角度で足元からこの世界を
すくいあげるように照らすようすは、
めたくそにきれいやった。
 

何もない、ことが何よりの救い、でもある。
いつかは終わる、それ自体が希望で、それだけがリアル。
とは かれらも歌っていた、 こと。
 
目がまた悪くなった。
まばたきするたびにうつりこむ残像、離れない。
同じようにダメで、等しく確かに狂ってく世界が、
今朝の、人気がなくただ静かで、だのに明るく、私にですら未来を感じさせるこの暖かな景色と、
どこまでも
噛み合わない。

やんぐどーなつ

夜は長い
って誰かが言ったんだっけか。
 
よくわからないけれど、
いま私が泣いているのは悲しいからじゃないってことはわかるもので
じゃあどうして泣いているのか考えたけれど、
わからなかったです。
だから、よけいに よく、わからなくなりました。
 
れれれ
 
夜は… うーん 長くないです。
日によります。
いいえ ケフィアです。
深夜高速です。
 
夜、
ゆ、
夜。
 
わかっていることは、
私は人間が好きだっていうことです。

ポスト-ゼロナイン

じゃあ08までがあるはずですね。
 
なすびオイルもどきを作った。
夏はなすびが安うなるから好き。
汗かいて生きるのも好き。
水をざばあと

 
へんだなあ走れない。目の前で電車が行ってしまった。
力がぬける
 
神様、もう、わたしをイルカか何かにしてください。

よるめはきかない

7月六日(しなちく)
 
スーパーでたこ焼きと、ごま油を買う。
 
久しぶりに京阪七条駅前に来た。
京都タワーは色んなところから見えるから よく見るけど、
なんだか景色が懐かしい。そんなに経ってないのに不思議なもので。
 
雨が降っているにもかかわらずパンプスをはいて出かけた私は階段ですべってこけた。
ひゃっという声が反射的に出たのが可笑しくて私は笑った。
それを見ていた人はいない。階段ですねをすりむいたけど、どうってことはない。
 
人間の操る言語やルールや、当たり前の概念が、私にはわからない。
口にするしかなくて、でも単語と単語とつないだだけのまがいもの。
大事なものが、私には無いと人は言う。
それは違うよ、と人は言う。
 
心の中で、言えない言葉は、いちばん大事で伝えたい言葉は、
私が口に出すと、そこからもう全部まがいものになるから、
胸の中で叫んでいたよ。
胸の中で叫んでいたよ。

ゆれる


いつかの帰り道!
色々見て 6時間はかかった帰り道… アローン帰り道…
 
あの時間は無駄じゃなかったなってすごく 思う。
関わった人にとってはすげー無駄だけども
私はけっこう覚えているのよ。

炎がきえる、夜がおわる

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きれいや、この世界。
私が関わるには勿体無いと心から思う。
汚したくなくて、傷つけたくなくて、
愛したとき、手を離すしかなくなるから、
私は、何も望まないで生きよう、と思ったんだっけか。
 
それはむりだよ。
この世界では、望まないやつに、居場所なんて無いはずなんだ。
弱肉強食っていうのが自然の摂理じゃなかったかしら。
敵を喰らって、仲間を蹴落としてでも生き残ったやつが遺伝子を残せる。
それが すべての根底なのでは?
と、最近思う。
 
でも、遺伝子的に強いやつだけが残るわけじゃない この社会を見ていると、
生き残る強さの定義が違ってるんだろうなあって思う。
でも、弱いやつ かたわ者 が生き残るのが難しいってことだけは、昔から変わらないと私は思う。
 
以前、友達が話してくれたんだけど、
一人いなくなったって、世界はどうにでもなるんだ。当たり前のことだけれど。
私がいなくたって、この世界は、美しい。
とっても美しい!
うそじゃない。
 
私はいつも立ち止まる。なんてことはないと思ってた、いつもの帰り道、いつもと変わらない場所が、
突然見せる、さまざまな美しさに。まさかと思う。はっと息をのむ。
ピンク色に染まった夕暮れ空に、高くそびえるビルがゆらめいている姿。
木々のあいまに、日差しの強いコントラストと、色のとんだ飛行機が通ってゆく景色。
複雑に張り巡らされた電線が、いまこの瞬間にだけ見せるゆがんだ表情。
人間がはきだす排気ガスのにおいも、夜の交差点のとりどりのあかりを眺めていると、私には全部許せる気がしてくるんだ。
 
きれいや、この世界。
私は思う。
うそじゃない。
 
この気持ちが私の全部になればよかった。
でも、私はこの気持ちのために生きることは、結局できなかった。
人を笑顔にさせることができる、私の敬愛する、私の愛してやまない、あの人間たちのように、
誰かのために、何かのために、
力をつかって、泥にまみれて、
それでも最高に美しく、
生きてゆければよかった。
 
なんにも望まないと、ずっと昔に決めたはずだった。
一人ぼっちだったけれど、楽だった。
誰かの幸せを願ったつもりで生きていられたから。
「いい人間」になれた気で、いられたから。
深く関わらなければ、誰にとっても良い人でいられれば、
人は、少しは私を愛してくれるんだろう、と、気づいた。
 
でも、忘れてしまった。
私は、もっと深く関わりたいと思ってしまった。
私は、もっと自分をさらけ出したいと思ってしまった。
私のなかには、きっと教訓も、後悔も、何にも残らない。
 
望むから、私がわるい。
でも、望まなければ、生きてゆかれない。
でも、それはもうできない。
ぐるぐるまわって、
そうしたら、どうしたらいいか、わからなくなったよ。
どう前を向いたらいいか、わからなくなったよ。
 
もっと楽しめと、ひとは言う。
ぜんぶの最善を尽くしてから決めろと、ひとは言う。
私は、そうやって関わりあって生きてゆける、あなたたちが好きです。大好きです。
そこに私が存在できる、そんな景色が、少しでも見えたらいいのに。
そう思って、走りだしたんですよ。
そのことは、うそじゃない。
 
生きていれば、いっぱいいいことがあります。
楽しいこともいっぱい あります。
美しいものにたくさん出会えるでしょう。
私の愛する人間たちを、遠からず見ていられるでしょう。
でも、そこに私はいない。
どこにも、私はいない。
 
炎がきえる、夜がおわる。
灯したぶんだけ、朝がやってくる。
朝は私を裏切らない。朝はいつも私を迎えにくる。
辛いときも病めるときも、必ずここに来てくれる。
けれど私は、それに報いることは、一生できない。

無かったこと

僕は思う うれしい時
君に会いたい
(夢見るストロベリー/SHERBETS より。歌詞はてきとう)

 
生きててよかったな、って思うことは沢山ありました。
これからも沢山あるでしょう。
 
それだけのことです。
 
でも、何も望むことがないならば、
どうすればいいか、わからなくなりました。
 

鴨川で一時間、座ってただ 水面を眺めてみました。
いつかそれが心の風景になるときが来るのだそうです。
 
私には友達がいます。 きっと、います。
かれらを友達と呼びたいなと私は思っています。
しかし私には他人しか ないくせに、私は他人が、信用なりません。
信じられたらどんなにいいかと思いました。
ただ愛せたら、どんなにいいかと思いました。
 

一時間を耐えて、一瞬だけ笑うために、全ての力を使い果たしました。
 
何も望むことがないならば、
どうすればいいか、わからなくなりました。
この湧き上がる感情を、何かにたとえて吐き出す力も 見ずにやり過ごす力も
私にはもう、残っておりません。
 

神様にお祈りをしました。
もう欲しがりません。もう関わりません。
だからどうか、私を助けてください。
けれど私はこうも思いました。
欲しがらず、関わらないのであれば、
これから私に何の望みが残されているでしょうか?