塀牢院

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吐き気がひどい。お腹から喉のうえあたりまでがずっとグルグルしている。
いったい何のために?
 
罪悪というものがこの世に存在するにあたって、必要なのはそれを罪悪とさけぶ誰かである。
果たして私に罪悪を感じさせているやつは誰か?
誰か?誰か?誰か?
 
そして私はそんな奴の言うことなんか聞きやしないだろう。たとえそれが自分自身であっても
 
神は言うた、油断をするなやと
 
私はあなたを信じるわけじゃない、私は、私のためにしか生きないからである。
けれど、暴かれるものなら暴いてくれ、裁かれるものなら裁いてくれと身を投げ出すのもわけのわからない人間の性質である。
得体のしれないそれに、いつかいつかと待たされる恐怖を、肉体と本能が知っているからである。
だからあなたを信じたくもなるんだよ。
げすいやろ?
さあ、罰を与えたまえよ。

“塀牢院” への1件の返信

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