忘れられないこと 振り返らないこと

もう何ヶ月も前のことだけど、
同窓会ってやつに行ったんだ。
久しぶりに実家に帰った私は、かつてなく自分の生まれ故郷を懐かしくも思ったし、新しくも思っていた。
 
夜のだーれもいない、駅から家までの距離。
人や明かりが邪魔くさいくらいいつも ガヤガヤと近くにあるのが当たり前の、いわゆる「都会」に慣れてしまった私は、
やっぱりその故郷の静まり返った、真っ暗闇の道に、かつてない恐怖を抱いてしまって、歩かれなかった。
 
久しぶりの四日市は、むかし私が電車に乗ってあそびに行っていたあの頃と、変わらないのに、何だか寂しく見えた。
集まった場所には、見たような見てないような顔が沢山いて、
私は久しぶりに会う、らしい、かれらの顔が不思議だった。
でも、嬉しかった。
 
なんとなく大人になったとき一番会いたい と思っていた当時の学級委員長は、残念ながら出席してなかった。
 
飲み物を持って席につく私を指さして、別段ひそひそもせず、数人で集まったグループのやつが、その中に向かって 言った。
「あー、レズの子かあ」
 
ああ、そうか。わかった。
 
くっだらない。ここは、何も変わっていない。
いっさい変わらない。
狭い、狭い、これだけの世界だった。
 
だから私は、この町を出たんだ。
 
飛び交う、どうでもいいうわべの言葉の数々。
噂話と、それにまつわる、暴力的なまでにうわっつらの皮をかぶった、言葉と、態度。
私はそれに抗うつもりも従うつもりも、ないし、なかったんだから。
 
にやけた作り笑顔に、
反発したい ただ反発したい私がいた。
ろくに騙せもしない半端な、嘘つきたち。
私はそれを何よりも嫌った。
そして、私もそのうちの一人でしかないという事実を、何よりも呪ったんだっけか。
 
場所じゃない、そのことは私もよくわかっている。
だから、何も変わらないし変わっていない。
 
でも、どんなに時間が経って、忘れられていっても、
無かったことにはできない。
誰の権利も、どんなに沢山の人間の「普通」も、関係ない。
私はあの子を、愛していたよ。

パンきたこれ

昨日は、大阪いってきたよ  やっぱり。
 
ああ、大阪に「いってきた」とか大げさなこと言えちゃう生活になったのかよっ!
せつないよっ!
 
よつさ  ん
よつ きゅん。
ああ…四ツ橋な。
 
大阪まで出て、ほぼ髪の毛切る だけで一日が終わってしまった。
ああ…くやしい。髪の毛をいじくるというのは大変なことですね。
 
いぬさんの紹介で 初めて行ったとこなんだけど、
おされですごいいい雰囲気の床屋(髪の毛を切りにいくところはこう呼びたいAGAIN)さんでした。
やっぱりああいうところで働いてる人っていうのはやたらめったらに垢抜けてて オサレで 私はもう鏡の中の自分と目が合うたびに椅子から笑いころげ落ちそうでたまらなかったぜ。ニッタニッタしてた
いやー 容姿のことで悩むなんてばからしいな!
でもみんな努力しているから うつくしーんだろうな。
人間ってやっぱり すげー
すげーすげーすげー
 
いろいろともぢもぢと待ってる間、興味深い本がいっぱーい並んでいたので、
まずルーシー・リーの本を手に取った。
うわー これ 見に行きたかったなあ…。。。
すてきすぎる なんてかわゆいうつわがいっぱいなんだー。
 
最近、うつわに異様に興味が湧いててよくわからん。
好きなうつわ作る人の展示 見るためだけに、岐阜行っちゃったし。
っていうか何枚か 買ってきちゃったし。
(お金が無くなりすぎてびっくりした。今月は気持ち 節約)
 
厳密に言うと、うつわに興味が湧いてるんじゃなくて、
うつわの柄 とか 素材、そこにある手触りと、デザインの融合、
平面だけでなく、質量を持ったすべての混在する存在のバランス、
というものにとってもとっても興味があります。ほんとかよ。
たぶん。
なんとなく一人で考えこんでみたらきっとそういうことな気が しました。
しかしそれが何?と言われるとよくわから
 
にゃい
 
で、そのうつわの本の次に、パンについての本を手に取ったんだけど、
それがもー、ほんとにこの人はパンが好きなんだなーっていうレシピ本で、
パンって実はあらゆる楽しみ方があるんだなーと。そりゃそうだけど。
けっこう家にある材料とかで、おいしそーなの出来そうだったから、
色々メモって帰ってきた。
 
しかし、のってるレシピのほとんどが、私の生活レベルではあんまり食べないような食材使っていたりして、ちょと怖気付いた。
クリームチーズとか久しぶりに聞いたよー。そういえばそんなうまい食べ物あったねー。げへへ。
 
で、さっそく今日、食パン買ってきて、たまねぎ・マーガリン・塩・こしょう・お酢 トーストしてみた。
トーストに酢とか塩とか
いけるねんな。。。 そこまでうまい!ってほどではなかったけど、とりあえずたまねぎが正解なのはわかった。おいしー
 
今度はだんだんチーズに興味が湧いてきた。
はれやんを手なづけるのが手っ取り早いか、とかなんとか。
ハレーション
 
にやにや、もやもや。
 
北に
縁が
あるナウ。
 
出町柳っていいよなーすっごく雰囲気いいよなー限りなくいいよなー
冬とかすっごいよさそうだよなー いや、引越しで家探しに行ったとき冬だったけどー
キーンてしそうだよなー 空気がー
もう三時間ぐらい立ち尽くしたいよなー
そして私はふえを吹く。
あなたがギターね。
 
ところで、こないだから部屋にいるときにする ケモノ臭ですが、
どうやら外からじゃないようで…
 
そうでしたか… 私が けものでしたか…
すうー。

たまには(^▽^)

タイトルは…印象深い手紙  より。
エヘ
 
夜更かししたわりに、朝からちゃんと起きた休日。
後でバテるのは目に見えているけども眠くない。
テンションあがっている。
ちなみにお金はない。
 
 
行きたいところへ行って
まいり
ます。
 
やらないかんことも目白押し!

行きたい場所会いたい人

生きたい場所、相対・ひと。
 
23時。
窓を開けてみる。外は雨。
けっこう寒くって
なんか犬のにおいがする
でもイヤじゃない。落ち着く。
 
昔、いぬを飼ってた、
って書いたとたん、言葉の響きにものすんごいイヤになったなんだけど
そうなんだろうな
 
うん、昔、犬を飼っていた、
おかーさんが拾ってきた超美人の女の子。
近所でモテモテやった。
チビという名前をつけた。
 
チビはある日、とつぜんに死んだ。
私は今よりもずっと、他人のことはどうでもよい 面倒くさがりだったので
それはもう、お世話とか全然してあげてなかった。
けど死んだらやっぱとても悲しかった。
朽ちていくチビの体から、いつもと全然違うにおいがたちのぼる。
それは不思議で、せつない匂いだった。
死んでいく生き物のあのにおい、は、忘れることができない。
 
そう、けものを飼っていた。
そのせいか、外からけもののにおいが入りこんできても何もイヤじゃない。
それとも結局はどーぶつだということなのか。
 
夏のアロマ効果がおわったので
そろそろアロマキャンドルとかチャレンジしてもいいかもしんない。
すっごいいいにおいだねーあれ。落ち着くんだろうな
バニラとか好き。
でもすーごく 辛く なるんだろうな。
 
でもやっぱり私が一番好きなのは
古着のにおいと、自分の直感で感じる、波長の合った人間の体臭。
THE・フェロモンってやつっ!
 
よし、とりあえずお香たく
 
入浴剤をサンダルウッドの香りにしたら、
風呂場と体がそれ一色に染まってしまいえらいことになりますが
テンションはあがる。

パーテー習慣

新しい曲を聴いてみる。
最近話題にのぼったりするのが、なまえ聞いたことあるけど聴いたことないやつとかばっかやなーって思ったりしていたから。
 
先々週は apparat organ quartet ってやつ。
かっこういい。メケメケ感。
先週からはbloc partyをちょっとずつ聴いてる
 
むりには聴いてないんだけども なんか聴いてたらテンションばかりうなぎのぼっちゃうなセレクション。はべる
 
あとは新しくはないけど THE YELLOW MONKEYが急に聴きたくなって、散歩しながら聴いた。
風の強い午後のこと。
 
ふつう以下の感性で、ふつう以下の歌を口ずさむ。
 
同じように、頭のなかでとつぜん、つよく鳴る曲がある。
それが本当に突然なのか、それともその前触れみたいなものに触れたからなのかは実際のところ確かめようとは思わない、けれど。
 
こないだから くるりの「虹」なんだけど、私は今のところくるりの存在が嫌いです。
嫌いっていうのはね、もうどうしょうもないことなのよね。
原因はあっても、理由とかないのよね。それって本能だから。
でも曲に罪はないかなあ。ごめんえ。
いやでいやで、しょうがないんだー。
まあ、言わなきゃいいんだけどね。
私が、だめなやつなんだな。
 
ただ、頭の中で鳴ってしまって、どうしようもないこの感情を伴いながら、
苦しいけど、苦しいけど、私はその歌を歌わざるをえませんのです。
 
その後、銀杏BOYZの「光」が、ある日突然頭のなかで鳴り響いたから、
帰りの夜道を、歌って帰った。
いい曲だね。
 
きみが笑う夢を見たよ。
いや、あれ、夢だったのかな?
 
正直夢でも現実でも何も変わらないだろ、
…なんてね
 
AM2時、ギターを弾く。
つかれて 眠った。

そんな経ってない

一年。
 
何かすっごい体調崩した以外は、何事もなく一日を終えることができました。
おかげ様で。
 
起こったことも、記録を読み返さないかぎり思い出さないようになりつつあり、
全ては思った以上か以下であることを思い知らされます。
 
はて。
 
思った以上に涙もろいものだし
思った以上に笑けてくるものだし
思った以上に打たれ弱いもので
思った以上に過去をひきずるもので
思った以上に早く それを忘れてしまえるもので
思った以上に残酷な現実と
思った以上に強い自分とに出会う
 
人間は面白い
浅はかで、深い。
 
目の前にいたあなたが今、目の前にはいないということ。
それだけ。
自分であるしかない この視点とこの価値観のなかで、
すべてが思った以上か思った以下であるそのなかで、
ここにある「今」だけは、それ以上でもそれ以下でもないんだと思う。
 
だから、君の言ってたことが今は少し わかる気がするんです。

ヨコシマなふたり

タテシマは好かん。
やっぱシマはヨコでないと

戻ることも嘆くこともない

あべば。
帰り道がナマゴミとドブのにおい。
それは本日の私の体臭にひじょうによく似ている。あべば。
でも嫌いじゃない。この感じ。
 
日々をふりかえる。
また、私の話ばかりしてしまったな。
なんか、甘えてしまうところがあるなあって。
 
くるりの「虹」が、先日頭のなかでつよくつよく鳴ったことから、最近よく聞くようになったのですが。

いそがしい それがうれしい それがし さがし

さて、土曜日のことだけど、岐阜でぶらついた後、ひっっさしぶりに、岐阜のおともだち 二人に会ってきた。
二人とも中身は変わってない。すごくあんしん。
むしろ自分がとっても関西なまりになっていると気づいたときの衝撃。
がーん。
 
いや、えっと…
一緒にジョギングいこうか!!!!!きりり
 
その後、ふつうに終電を逃した私は(いわゆる無計画)、愛知・豊橋の友達(いわゆる後輩)んちにお世話になった。
ネカフェろうと思っていたところだったので、あったかいフトンで寝れるだなんてラッキーすぎた。感謝。
0時前にとつぜん連絡して「いま名古屋!」とか言う私を
キレずに 泊めてくれる心やさしい子。。
しかも 朝ごはんとか作ってくれちゃう…。。
な…何これ… これが… 同棲!?(※ちがいます
 
料理うますぎた! 私のまわり、料理男子が多くてもうなんかもうなんか   ごめんなさいです
お味噌汁がね、やさしいすぎる味なの。。どうして。。
泣けた
いい奥さんになってほしいと思った。
でも彼が今回残した名言は 「ぼく、紳士ですから」。
もう腹がよじれるしかない
 
 
そして、明けたら日曜日。
 
こないだ会ってメシ食ったばかりの友達・やっくと、 THE DRUMS という、ドラム32台を使って演奏するというライブを一緒に見に行ってきた。@神戸三宮。
 
THE DRUMS、ライブ自体は、まだまだだなー って感じだった。
広いホールのせいで迫力が半減してしまう気がしてもったいなかった。全体の音のズレも気になったし。体育館みたいな簡素なところでやるから、照明も変化が無くて盛り上がりに欠けるかんじ。
でも、面白い体験だったしスゴイと思った。もっともっとエンターテイメントになる方法がきっとあるはずと思った
 
何がよかったかって、ドラマーが32人もいて、自由に歩いてそれらを眺めまわせるので、
お気に入りのドラマーを見つけて目の前で思う存分眺められるのがよかった。
普通のライブハウスでのバンド演奏だと、ドラマーは大体後ろのほうにいるからなかなかできない。
かわいい男の子ドラマーを始終ニヤニヤしっぱなしで眺める。よだれが
 
でもね、どのドラマーにも思ったことは、
やっぱりみんな、ほんとうは、 目立ちたがりや。
 
…かわいいよねエ
 
さて、愛知→神戸の …移動距離!
久しぶりに新幹線に乗ってしまった。
でもでも、そうやって急いだおかげで、だだっ広い公園でやってたなんかのフェア回れてよかった。
まったりすぎる時間を、座ってアコーディオン演奏聴いたり、カレー食べたりトイレ行ったりして過ごした。
 
で、なんとそのフェアで、知ってる人が店出しててビビった。
しかも向こうも顔を微妙に覚えててくれた。
短期バイトでお世話になったリーダー格の人。
今だから言えるけど、あなたの顔 超 好みっした!!!!!(黒ぶちメガネ+細身+ヒゲ+スーツのやばすぎるコンボがきいております)
 
その方はかまぼこステーキ串 みたいなのを売ってたんやけど、最後の一本を買ったのが私で、
「ヒュー! 最後の一本でーす!売り切れでーす!おめでとー!あなたはうつくしー!」
ってもてはやされて、私はついついカニのように横ばいに踊りながらその場を去った。
あかん。神戸でこういうことしとったらあかん。非常にはずかしい
 
…ま いっか!
 
港のほうへ行って、ふえを吹いた。
やっくが、普通に私の吹いたあとのふえを 貸してー って言うので、私はビビった。
かなり こすってから渡した。他人のふえを吹けるって実はすごい才能だと思う、でも私もその才能の持ち主。となると別に普通なのか。ああもう普通普通いいやがって。普通ってなによガシャーン
 
 
 
●今回再会した人たち まとめ●
・あほいリー(通称ハゲ)
・ゆんゆん(ぴゅあぴゅあでゆんゆん)
・さとし(通称紳士)
・やっく(ごくふつうの変態)
・黒ぶちメガネおじ様(ラヴ)
 
 
ありがとうございました。生きててよかったです。
ところで今気づいたけど男しかいない。なんてこった
うん、私ね、男性諸君が女の子を大好き、なのんと同じぐらい、
男子という存在が大好きなんだよ。そうなんだよ。ふつうだよふつう。ああもう普通普通いいやがって。普通ってなによガシャーン

あかんもういかな

10月8日。土曜日。
家を出たのが確か13時過ぎ。ちょっと失敗。
 
京都まで出て、JR特急に乗って、
岐阜と、愛知に行ってきたよ。
 
目的はねー
 
じゃじゃーん
 
あ、写真ないんか、ないわ。
 
原田晴子さんの個展をみに
岐阜・ナガラガワフレーバーって場所に行って来た。
よくわかんないけど、なんか色んなお店が合体している、観光地てきな…しかしすっごくいい雰囲気てきな…
 
なーんーこーれー
 
写真がないのが実に残念です。死にたい。
 
城下町がそのまま残ってるような通りとか、鵜飼いとかがあるっぽくて、
そういうの全く知らずに たんに個展見たさに行ったので、思わず 二時間ほど歩いてたんのう してしまった。
こんな街並み別のとこにあるんやったら京都いらねーじゃーん
とか思ったり…
いや、思わなかったけど。むしろ逆で、
 
やっぱりすごく感じたのは、
場所は場所で、見た目も空気もほとんど同じようなところでも、
そこを構成しているひと、そこに存在しているひと、
それがわれわれ人間の世界をつくっている一番重要な要素なんだなあ、ってこと。
 
やっぱ私は人間の世界が好きだなあ
 
もーちょっと一緒にいていい?
もーちょっとそばに寄っても?
 
だいだい色に空をそめてゆっくり、にじむ夕日がしずんでゆく。
その様子を一人ぼっちで眺めていた。
肌寒くなってきたので赤いマウンテンパーカーはおる。
私のいっちょうら。実はもらいもの。
 
ほんとうは内緒にしていること。
誰にも言えなかったこの気持ち。
 
ああ。くるしー。
きれい、きれいや。この世界。
せつないよ。
 
一人ぼっちだけど、一人じゃなかった。
私の中には私がいない。
私の中には他人しかいない。
私は歌を口ずさんだ。
るーるーるー。
犬とおじいさんがそれを見ていた。