てらいない らい

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当たり前のことなんてどこにもない。
知らなかった自分に、どんどん出会うような。
そんな感覚、私は確かに、味わっている。
 
「求めても手に入らん物はたくさんあるよ
 生きていていいことなんて半分もないよ
 生きるか死ぬかの選択肢は
 自分が最善を尽くしたあとに決めな」
 
誰もが、忘れながら、日々を生きていく。
たいせつなことを。 たりないものを。
何もかも のみこんでしまうぐらい、信じられないような すごい力が、
人間のおなかの中には宿っているのに。
 
愛したい、
愛したい、
でも 何を。
でも どうやって。
 
手に入る見込みが限りなくゼロでも、
それを探すなら、望むなら、
人は生きてゆける。
咲いているあいだが花で、
走っているあいだが人間なのだろう。
 
「どいつもこいつも
 笑った瞬間は素敵な映像になる
 意外と近くにある幸せを遠ざけてんのは
 結局は自分の負の気持ちやなと」
 
思い出の善し悪しは、現状の満足度で決まる。
 
あんたの思い出を、私がよくしたい。

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