世界の終わりと桃源郷


sense of feel wonders,
sense of “choice”, indeed.
 


この宿のゆかた、めっちゃお気に入り・・・欲しかった・・・
今日は、朝に宿をチェックアウトしてから、近くの売店?で買い物をしたのち、移動。
途中、山の上にあった阿蘇の牧場の直営?のお店で はちみつドリンク飲んだり お土産買ったりしつつ、
 

昼過ぎごろに牧場へ立ち寄った。

なんていうか、普通に入場料のかかる感じの牧場で、中にはレストランだとかお土産ショップだとか、よくあるいろいろな施設があり、バイキングを食べたのだけれど、これがものすごく野菜とか 乳製品とか 料理がとっても色々あって本当によかった・・・
家族連れがわんさか来ていた。全然その賑わいが写っておりませんが
 
で、わんさか来ているお店のエリアをはずれて、牛が囲いの中でエサを食べていたり、飼育係さんが世話をしている様子のところ、その横に道があったので、何があるのかな?と、少し行くと、
 

写真だと全然伝わらんかもしれないけど。なんていうか、ものすごい、「山の上、空から、木々や世界 ぜんぶを見渡しているような、すさまじい坂の丘」 があった。
形容のしようがわからない。でも、世界の終わりに来たような感覚だった。
雲がすぐそこにあって、自分はその目線同じ位置にいるかのような。
地続きの斜面が、いつまでもいつまでも下方に向かって伸びていて、まあるい球体の上に自分が、立っているんだ、っていうことが、あまりに果てしなくて、あまりに果てしなくて、崩れ落ちそうだった。
こんなところは来たことがなかった。
 

テンションMAX

 


 

また来たい・・・・・・・・・・・・・
 


その後、道をのんのんのんのん行く。
枯れ木ばかりの山の中なのに、景色が壮大すぎて、立体的すぎて、驚いた。
景色のなかで、普通に山が噴火してすごい量の煙を吐き出している。
我々は一体どこへ来てもうたんや、となった。
 

とりあえずテンションMAX
 

移動を続けているなか、Googleマップを見て、思い立って、ついでに行ってみることにした。
水源のような地名がすごく沢山出てきて、水が汲めるのでは?と思って。
のんのん車を走らせてもらう。
 


南阿蘇村 というところらしい。
鉄道が通っていて、その駅の名前が「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」という長い名前で笑、いかにも!って感じで、すごく気になった通り、来てよかった。広大な畑が広がり、その中に、ぽつぽつ家がある。村がある。本当にたまらない景色に沢山であった。
 

 

 

 

桃源郷みたいなところだった。(桃源郷、行ったことないけど)
 

何より驚いたのが、水源のうつくしさだった。
このあたりには水源がいくつも点在していて、そのうちのひとつを見つけたので、そこで水をくんだのだけれど。
なんて色の池なんだろう。あまりに綺麗で見とれていた。
「これ、飲めるのかな?」と話していたら、ちょうど女性が水を汲みに来ていて、現地の方かわからないけれど、たずねると、「はい、飲めますよ」と教えてくれた。
ここは、池なのに水が飲める、という、数少ない場所なのだという。
 

普段、観光地に行って 看板なんて撮影しないんだけど・・・
あまりに感動して、撮影しておいた。また戻ってこれますように。すごく入り組んだ場所にあったから、二度とたどり着けるか心配。笑
 

のちの、ついでだしと、少し 阿蘇山に登ろうとしたのだけど、のぼるにつれ 天候がどんどん悪化していって(怖かったけどある意味愉快だった)雷が鳴ってきて、なんか噴火の煙もすごいし、時間もあまりなくなったしで、途中の草原で一息ついたあと、降りて宿へ向かうことにした。
 
今日は、林の中の温泉宿に一泊。
夜になるとものすごく暗くて、温泉が離れにあったのだけれど 日が暮れてからは足元も見えない状態になるので、ライトで照らしながら、おふろセットを持って向かう。
虫の息遣いがきこえるようで、カサコソという自然の音が重なって、人の音の少ない静かな森の中で響いていた。
 

 

部屋がとっても趣があって、なんと表現したらいいのかな、布団や暖房の揃った、ふゆのロッジ。
ひとつの屋根の建物のした、まさに小ぶり(とはいっても広い・・・)な屋敷 というかんじで、いくつも離れて部屋があって、私達以外にも家族連れが宿泊していた。
 

晩御飯には外出して、近くの(とはいっても車の距離で)、このあたりの名物「田楽」を食べに行ったのだけれど、
お店が ものすっごい よい雰囲気のところで、面白かった・・・
観光のお客さんがたくさん来ていたようだから、多分有名なお店なのだろうけど、
ひろーい、天井のたかーい 木造の部屋の中に、炉端がいくつも用意されていて、
そこでそれぞれ座ってお食事をいただく。
我々にとってはなかなか高級なご飯だったのだけれど、すごく楽しかったし、美味しかった。
 

店を出ると 陽がもう落ちていて あたりはブルーに染まっていた。
今日はもう屋外は写真の撮りおさめだな、なんて思いながらシャッターを押した。
 
スーパーマーケットで買い物をして、部屋に戻ってからはおやつを食べたり。まったり暖まって過ごす。
さすが山の林の中、少し車を走らせれば多少の街なかへは出れるのだけど、電波とかは全然なくて、
入浴は、宿泊しているグループごとに交代制なので、貸し切り状態の温泉に浸かって。
静かな時間を過ごした。