「静かに目を閉じる」
「陽が落ち途方に暮れる」
言葉にするといかにもサラリと軽い歯ざわりにしかならない短いセンテンスを、
ひとつひとつ、噛み締めるように、ゆっくりゆっくり実行して みる。
「じゃあね」 と「またね」。
その 悲しそうな目はやめたまえ。何だよ、私が何かしたかよ!
よく寝た。
久しぶりにご飯を炊いた。残りもののお弁当のおかずの魚とかと一緒に食べる。
お布団を干す。洗濯物がいっぱい片付いてグッド。
マンションの管理会社のお兄さんが、急に 部屋に火災報知機を取り付ける作業に来たので、
(本当は前からなんども電話もらってるんだけど 私が放置してた。つまりこれが本当の火災放置ry)
あーどうぞーって言って部屋に上がってもらったところで気がついたんだけど、
ああ 部屋がひどい、、そして寝る前に食べていたミルクチョコレートが(それもそれでひどい)パジャマのズボンにべったりついている、、意味不明、、
まあ… しょうがないっか★
心を無にして、お兄さんとの沈黙の時間をやり過ごした。
帰り際のお兄さんはなんか怯えた目をしていた。何だよ、私が何かしたかよ!
完