2012年6月13日

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私の目が見えなくなっても、言葉がわからんくなっても、
おかあさんは私のこと好きでいてくれるやろうか。
 
逆になっても、私はおかあさんのこと好きでいれるやろうか。
 
そんなことを考えた
5月の27にち
 
とても怖いことが起きた。
 
 

2011年7月26日 「穴よろし」
 
夏は上着を着ないからポッケに手をつっこむポーズがあんまりできないのが残念だと思う。
 
私は出かけることにした。
蒸し暑い、けど、日差しは夏らしからず優しい。
 
電車の壁に背中でもたれる。背骨があたって痛い こんなだっけ。
 
文字数ほど中身のない会話。
手紙、メール、携帯電話。
言葉がいくら増えても進化しても、ほんとに伝えたいことはいつまでたっても決められた単語になんか収まらないし、
そこに結局、絶対的な理解や価値は存在することができない。
必要なのはいつだって、想像力ってやつなのだ。
 
耳の中がキーンっていう。
車の通過音、人の話し声に、ただただ疲れた自分がいる。
 
同じように夜を食らう あなたがいるのなら、
その糧になろう、と 今、わたしは 思う。
ねずみ色の冷たい床に横たわって、考えた。
この世に私が生まれた意味があるとすれば。
自分のことばかり考えながら、この夜をあなたに捧げる。