2012年10月28日

逃げようとしても、逃げようとしても、
もうずっと聴いてもないのに、
頭の中 鳴り止まないうたがある。
 
どんなに疲れ果てていても
どんなに必死に何かべつのことやってても
新しいなにかでかき消されることがなくて
気づいたら、頭の中で、鳴っている。
 
それは私のすべてだった、
この人生ぜんぶをかけてやりたいことだった。
でも、もう、かなわない。
 
私はなくしてしまった、何もやってないうちに。
その後に残ったおまけの人生ってやつに
しがみついてるだけの気が 今でも していて。
 
つまり私は終わりを待っている、
ただただ目の前を、やってくる日常と、非日常をやっつけるようにして、
ぎりぎり乗り越えるようにして、
なだめすかすようにして、
なんとか、こえて、
終わりがくるのを待っている。
 
なりひびく うた に、
心を預けてしまったら気が狂う。
だからなるべく毎日という名前のもので誤魔化して、
耳を傾ける隙を与えないようにしている。
忙しさで 誤魔化して、
新しいものや 人や 場所で誤魔化して、
それをただただルーチンさせている。
 
のじゃないのか。
 
そんな気がしている。
 
やりたいことは、もう、おわったんだ。
この人生で、それが見つからなかったわけじゃないんだ。
それ、もう、終わったんだよ。
 
だったら私は幸せ者だろうか?
見つけたから、それが叶わなかったら、
叶えるためにすることも、何もどうにもできないのなら、
それ以外は、全部おまけやろ?
私は幸せ者だろうか?
 
もちろんこの世界には、美しいもの、
素晴らしいものがいっぱいある。
楽しいと思える瞬間も、何度も巡ってくる。
それを私は知ってる。
 
辛いこともあって、それに対しての不平や不満も湧いてきて、
それと何とか戦おうとか、何とかやっていく手段を見つけようとか、
そんなふうに思ったりもする。
 
それらの出来事がひとつひとつ、刺激になって、
私にいま、生きているんだということを実感させている。
けれど「それが何だというのだろう?」。
 
いつも思う、まだ、耐えられるのか?
おれは、なにを、耐えてるのか?
それが現実、だな。
 
願っても、叶わないよ。
 
ぜんぶ、終わったんだよ。
 
自分に酔ってる、って、またあんたは言うかい。
それとも誰もがみんな言うだろうか?
でもさ、よく思うよ。
自分が酔ってやらなきゃ、ほかに誰が
ぼくという人間に酔ってくれるっていうだろう?
 
 
エネルギーって 地球上をまわっていて
いのちも ぜんぶめぐってるように錯覚するけど、
それは違うんだよ。
 
もう 戻らないよ。
願っても、叶わないよ。
 
ぜんぶ、終わったんだよ。
 
巻き戻し、終わったねえ…
 
 
 
 
なあ、あの一年はどうだった?
地獄だったろ??つらかったろ??
 
なあ、この一年はどうだった?
無事生き長らえたじゃないか!
前より沢山、笑ったじゃないかい?
色んな場所へ、また行けるようになっただろ?
 
なあ!
それでも何を望む!
 
生きて、めし食って働いて、友だちと会って遊んで、
それ以上に何を望む!
 
あんた、死にたいんじゃないだろ??
望む姿で、生きたかったんだろ??
 
望みって、かなわなかったらダメなのか??
 
 
 

2012年4月16日 「2012年4月16日」
 
話をした。
そうせずにはいられなかったから。
 
寝ていきなよーって軽々しく言うんも本気でゲスやと思ったし、これほど心から死ねばいいのになあって思うような人は多分他にいない。
 
 
 
きゅるきゅる
はい。
 
も   ど   る。