おどろきのリ・アくしょん

私の好きな、西尾維新という小説家の「刀語」という作品に、たしか、
金で動くやつは金のために裏切る、
名誉で動くやつは名誉のために裏切る、
だが愛で動くやつは裏切らない。
というのがある
 
しかし改めて思いおこしたところ、愛で動くやつは、では愛のために裏切ることはないのだろおか、
とはおもうが
この言葉は信じたい ところなのが心よりの気持ちです。
 
最近しばらく考えていたことでした。
 

ひるめし/夜めし(一部)
 
4月の自分のベストアルバム「あすべすと」を全て通しで聴いたあと、エンペラーめだか「ピンクフラッグ」を聴いて、ねむろうとした。
 
なぜだか、もう一度起きあがったあと、ぼくはふるい記録に手を出した。
箱の中に入っていたのは、2011年だった。
そうか、その程度の遠くない過去だった。
ぼくにはこの3年がもはや10年ほどに感ぜられるほど、
むしろ、自分のいのちは実は以前そこで一度おわってしまっていて、
2012年あたりにまた新しく生まれたので、そこからの私がちょうど今生きてるだけのことであって、とおく関係のない離れた出来事にさえ思えるのだった。
 
絵をかいたノートが、数冊出てきた。
どの絵も、「から」であった。
何かを見つけようともがき、苦しんでいるようでもあった。何も描けないくせに何か描かなければいられなかったような、それでも何も出なかった、それでもペンを握り線をひきつづけなければ殺されてしまう、そのような何もない、絵だった。
なんにもなかった。なんにもないところに、むりやり絞り出された抜け殻、空白、空虚が、そこに、紙ほどのごく薄い厚みをかさねつづけ、山に積まれて横たわっていた。
 
不幸にも、ぼくの描きたいものは人間でしかないのに、当時ぼくの人間観とゆうものは、希望のかけらもないほど殺されていたのだった。
 
いや、それは実は今もかもしらない。
ぼくはペンを手に取り、そのキャップをはずした。
明け方4時まで絵を描いた。かきつづけてみた。
二冊の、それぞれ半分以上空白が残されていたノートの残りを全て使い切るまで、ぼくは描きつづけた。
 
わたしの絵も、わたしの音も、
わたしそのものだと思う。
それ以上にもそれ以下にもなれないのだ。
だから私はこれらを職業にはできなかったのだった。おのれの状態によって、いっさい安定した仕事、技術の発揮が行えないのだから。
そしてそれを行いたいとも、思ったことがないのだから。
 
心が平静でなければ平静でない音が出るし、
ひとを愛すれば、ばら色の絵にもなるのだ。
 
今のぼくには、どうも人間の、愛にあふれた幸福な表情がかけなかった、
 
ただ勘違いしないでいただきたいのは、ぼくは不幸というわけでは決してないのだ。
ぼくはこれが十全だと思っている。
ぼくはこれ以上を、不自然には望みはしない。
 
なんだか、「触れる」絵を描きたかった。
ぼくは誰かに頭をなでていただきたい。
ぼくはぼくのやっていることを、誰かに認めていただきたいのだろう。
たとえお金にならなくとも、たくさんの人が賞賛などしなくとも、偉い人がよしとしなくとも、
ぼくの絵を美しいと認めてくれるひとはあるだろうか。
そしてそれは、どんなひとだろおか。。
 
描く前に何をどのようにどんなコンセプトで描こう、としたことはあまりない。
自然に筆がはしり、線がなにかをかたちづくる。そこに感じたままの意味を見出すのが自分である。
描かれたもの、ただそこに生まれてゆくもの、をぼくは、今よりもっと美しくする努力をしよう。
それだけだ。
 
実際に出来上がった絵は、何かに驚く表情のものが多かったきがする。
そうだな、と思う。
驚き、感動、僕が今、自分のいのちの中で感じていることだと思います。
 
それはやはり、り・あくしょんなのです。
ぼくから人類に向けた、最大限の、求愛のかたちでした。
ぼくに関わり、愛情を持って接してくれている全てのかたへささぐ、一人で生きられない、にんげんの、
 
一人ではけして感じることのできない感情、
 
そう、予想もつかなかった、だれかとだれかの関わり合いのなかで生まれる、
 
「おどろき」の、リ・アクションなのです。
 
 
 
今日、想像もつかなかった未来に出会うでしょう。
 
生きることの果実の甘みを、あなたと同じ時代に、このテーブルで、ともに味わえることは、ぼくにとって最高の、最良の、しあわせです。
 
めでたい!本当にめでたい!
僕は本当に、そう思っているんだ。
 
 
 
・・・

2013/02/01 にがついたち
血だらけのシーツの上
裸で踊る 僕ら
本当に バカみたいだけど なんか
「生きてる」ってかんじが したんだ(Dance./ネズミハナビ より)
 
久しぶりに大阪城公園でひるめし。
今日ぐらいあったかいとね。全然へいきね。
 
・・・
 
教育塔っていいね。
教育で、塔っていうのが、いいね。
 
 
あした、少し北上します、
色々とやらないかんことや利益や余裕を考えると、家にいたほうがいい気は何度もする。
でも、なんか今、いかないかん。
おれは自分のナントナクを信じたい。
そういう直感をのがしたくない。
生きてるんだから。