覚えてる 覚えてない


体調はちょっと良くない。喉はまあまあ痛い。
仕事おわり、晩御飯を食べて、用事をすませて、ゆっくり買い物をして、そのあと電車に乗って。
図書館に本を返しにいったのだけれど、もう21時半を過ぎていたので駅から直通の扉が開いてなかった。
ことに驚いた。
 
駅から一度地上へ出て、返却ポストへ本を投函する。
なんとなく、そこから駅に引き返すのがおっくうで、歩いて帰ることにする。
 

 
一日は本当にあっとゆう間すぎて、一日があっとゆう間なのだから、そりゃあ一週間、一ヶ月、一年もあっとゆう間にちがいねえと思う。
 
どこまで覚えてる?
どうして忘れていられるんだろう。
 
最近 何回も言葉にしようとして、その度に何回もやめたこと。
 
もうあんまり自分のことも、覚えていない。
けれどぼくは君のことが、好きだったんだな。
 
でも手を離すことが正しいと思った。
ぼくにはそれ以上の事は、望めなかった。
麻痺していたし、理解もしていた。
何よりぼくはもうあれ以上、傷つくことができなかった。
 
誰かのうたを誰かが歌うように、
新しい形やみちをつくり、その上を新しく、歩くような事が出来たらいいなと思う。
 
どこまで覚えてる?
どうして忘れていられるんだろう。
 
最近何回も頭に浮かんで、その度に本当にそうだな、ってうなずいたこと。
僕は、君のことが嫌いだ。