どこにいたってみえる

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なにをしててもみつけられる

川がながれておいてゆく

ああ、堀川か。
 
と僕は口に出さないまでにしても、頭の中央にくっきりとその言葉は浮かべて意識した。
 
「清く柔く」ふうにいうと、今生なんどめかの
どこ連れてくんのよ感である。
 
二年前のなつ、貴船までひとりで行ってほたるを探したな、さんざん歩いて帰り道に2ひきだけ見つけた記憶があるけど、
一番強烈だったのは、人のいない、街頭もない、音もない。山の夜のまっくらやみの体感のことで、
 
 
進んでいる、川はながれて もどらないけれど、流れていった先でまた会いましょう、なのだ。
 
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晴れたし、すこしうたってかえりたいな。ところでここはどこ?迷子率
でも迷子とゆうのはたどり着くべき場所を見失ってるひとのことをゆうだろうと仮定すると、ぼくはどこへ向かうわけでもないわけで迷子ではないということになる!タル
 
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今日だけで既に10は記憶と向き合っている。
正直、厄介なのは場所ではないのだが場所というフィジカルな条件に確実に影響を受けるのは当然のことであって、結局はようするに、厄介だ。
 
家に帰ってからもその戦いはつづいた。
戦い?
正直、記憶しかないのに、それは思い出せない。
 
いったいどうしていたんだろう。
全然、思い出せない。
少しの言葉、嬉しかった言葉、ちゃんと覚えているけれど、
ここにない以上、
 
 
きみは、どうして、
あなたの頭の中は、どういうわけで、
 
わかろうと思わない、わかるはずがない。
でも、どうしたらいいかわかんなかった。
そのままで今もいる。
 
目がはなせぬほどのはやさで、川がながれて、おいてゆく。
おいてゆかれる僕は、それを、じっと眺めている気がしている。
 
 
終電なるまで鴨川でギター弾いていた。
外人さんがひとり、隣へやってきてそれを聴いてくれた。
かたことで かなり言葉は通じなかったけれど
聴いてくれて、うれしかった。
 
あなたのおなまえは?
かれが聞くのでわたしはこたえた、
なさげ。です。
 
 
 
・・・

2013/03/09 中之島公園ニテ
 
朝から寝坊で安定のちこく。
梅田で待ち合わせていて
その間、聴いてたhiyokoのむかしのスタジオ音源と花粉にやられて、
体ゆらして、泣いていた。
 
一日のはじまり
 
中之島公園のはじっこでセッション。
 
天気がいー。ギターをひいた。
まだまだ音色を作れないし不自由でもどかしく、
ギターをたとく。
 
お金を払われなくたって、誰だって音楽家になれる。
楽器を買うことができなくたって、うたうことできるし、
足でつちを踏めば、手を叩けば、リズムがうまれるのだし、
走れば、耳元をきる風のおとはうつくしい。
 
うまいとかへたとかどーでもいい
売れてるとか売れてないとかどーでもいい
みんな知ってるとか一般教養とか ほんとーに、どーでもいい。
結局、心がすきって言えばそれがすき、なのだ。
 
なんて散々いうけれど
集めたいものを集めておいきなさい。
私はとめないよ。
だから私をとめないでおくれ。

おむかれ

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よる。ともだちと待ち合わせてごはんをたべた。雨がふっていた。傘はひとつだった。