だれパンダ

夜、家でパソコンに向かっていると、どこからともなく、
今まで一切しなかった、シャンプーの香りが、あたり一面にたちこめた。
 
え、何!?風呂入ってないし自分のにおいじゃない。
室内に他に人はいない。窓も開いていない。
 
が、なんか異様に匂いが近い。ロングヘアーの風呂上りさんがすぐ横にいてドライヤーかけまくってる、くらい、のシャンプー臭。
いいかおり〜 やけども、急すぎて、匂いが近すぎて、思わず室内をキョロキョロ見回した。
 
どこか壁の隙間か、換気口から同じマンションの風呂あがりの匂いが届いてるのかな〜とは思うが。
一番匂いそうな 風呂場に行ってみても、無臭。
パソコンの前だけ、異様ににおう。
う〜ん??なにこれこわい
 
匂いがあまりに近いため、どこからだろう?とか、何でだろう?とかより、
真っ先に浮かんだ疑問詞は、
 
だれですか!?
 
ところで、帰宅したところ、玄関に置いてある生ゴミが、ある日から、
チンジャオロースーの匂いになっていました。
わあ、おいしそー!!かんどー!!
 
さて、そんな私はといえば本日は風呂には入らず、チャリで約40分の道を走った。
枚方に住んでいた頃、樟葉エヌズまでチャリで30分だったから、30分は別に長いとは感じないが、
40分となると話は別だったり するのか、通り道の雰囲気が似たり寄ったりなのがいけないのか、
なんだか異様に長く感じた。
 
玉造までチャリで走ったときみたいだ(あ、私、玉造の街がほんとに好きです)、
よその街。他人の息づかい。私の居場所はどこにもない。
いつ終わるかわからない、でも確実に終わりのある道のりを、 道なりに。
 
ただやっぱり、孤独だって、走りつづけているあいだは、私に足がついていて 自転車を漕げる体であることに感謝し、感動する。うれしい。ありがとう。
 
道中、小さな銭湯を通過するとき、シャンプーの強いにおいが またも。
 
だれですか!?

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