聴いたことないけど(しかも試聴)、
神聖かまってちゃん の 「あるてぃめっとレイザー!」って曲がすごい好きです。
あれ聴いて すごいCD欲しくなった でも買うてない。
欲しいものは
寝癖まみれの髪の毛はボサボサ、寝不足全開の顔は化粧どころか洗顔もしてない状態で黒ずんでいる。
膨らんだリュックを背負い、サンタクロースを思わせるくらいの大きなビニル袋を担ぎながら、手元にはずり落ちそうな手提げふたつ。
毛玉まみれの上着を着て、安物の厚底ブーツをごつごつ言わせながら、坂を下る。
建物のガラスに映った自分の姿を確認すると、髪の毛長いくせに何か女子に見えない、ひどい。マヒトのほうがよっぽど可愛いじゃないかと思う
「何をやっているんだ私は?」、
と一瞬思うが、ぽかぽか降り注ぐ太陽と、すれ違う人々からのほんの少しの好奇の目にあてられて、何かテンションだけは うなぎのぼる。
するとこうなる。
「ああ 何やってるんだろっ、私っ!!」。
坂の途中に工事現場。交通整理する人が道沿いに3人、配置されていて、真ん中二人目のおっちゃんが大荷物の私に、
「あらら、これからどっか引っ越しかいな!」
と満面の笑顔で言うから、
私も満面の笑みで「京都に!」と答えた。
ほんとに引っ越しだと思って言ってたのかどうか分からないけど(多分違う)、おっちゃんはまたナハハと笑って見送ってくれた。
素敵な人。
私ってたいしたことない。たいしたことないんだけど。
それを特別だと思える人たちと私。その間にある、平和で、変で、なんともない日常。
(BGM:クラムボン「おだやかな暮らし」)
さようなら
謎かけと種あかしを繰り返して、私たちはお互いをたくさん知る。
新しいことは過去になり、ふるい二人が思い出を重ねて繋がりになる。
世界は広くて、つぎの誰かを知れば、二人の声は遠ざかる。
でもね、すれ違う日々、君がいつも置いてくれていた小さな手紙。
あれを始まりにしたいんだ。
あれを、私が帰る場所にしたいんだ。
なんかうまく言えないんだけど、
つまりは単純に、私、きみのこと好きだったんだね。
ただ同じ時を生きている、今のきみ、過去のきみ、未来のきみを、ただ純粋に愛するために、
さようなら