終わりの終わり

枚方の家、最後の退去立会い。
けっこう色々と傷とかついてて、四万円ぐらいなりまーす 言われた。
チーン。
敷金あったっけ。ちょっと…契約書紛失してるからわかんない。だめすぎる。
ナムナム(願い)
 
立会のおにーさんが、最初怖かったけど、いい人だった。
ちょっとお金むり!ってお願いしたら ちょっと まけてくれた
ゆっきゃん(ex.ハマ君)の廃ギターに興味を示してたのが面白かった
ちょうどやって来て興味を示した、下の階の息子さんにあげましたが。ね。
 
よかったね ゆっきゃん。
ギターのお礼にチューハイとおやつもろた!!
うれしい。じんわりした。
 
「あとは、ブレーカー落としたり、責任持ってやっておきますので。」
と、最後に、立会いのおにーさん。
カギを返却して、
 
ついに、がらんどうになった私たちのおうち。
悲しい 寂しい 愛おしい 切ない 離れたくない
色んなものが、ぶわって溢れて、たくさん泣いた。
 
おにーさんに、グダグダに泣きながら
「お、お、おねがいじまずぅ」 って言ったらビビってた。
 
前の家の退去の時もこうだった。
慣れないんだと思う。やっぱり。
あんなに私のおうちだったものが。
あんなに私のにおいだったものが。
愛した季節が、時間が、なくなるわけじゃないけど、
離れてしまうのが寂しい。
ただただ、寂しいです。
 
帰り。
宮之阪駅前にね、おしゃれなカフェができていたからね
普段、私はあんまり縁がない空間ですがー。 入ってみたよね。
コーヒー頼まないで お砂糖たっぷりのバナナトーストたべたら 嬉しくなった。
その後、髪の毛を切ってもらったら、ハッピーになった。
現金!
 
ただあの季節が あった。
私はあの家を、愛していた。あの時間を、あの空間を、愛していた。
過去になってもそれは確かなことだと思いたい、
いつか忘れてしまっても、それは、あったし、
私は確かに、愛していた。大好きだった。
そして、そして、 それはそれは 本当に楽しかった!!
 
ちゃんと掃除してあげれて よかった。 しんどい所は大体ゆっきゃんに任せたけどな! 私もそーとー頑張ったど。
きれいハウス。ひろいハウス。
今までありがとう。
一緒にいられて よかったんだよ。本当だよ。
 
さようなら

てくてくマラソニア

うー 太った。
体が重い。っていうのが自分ですごいわかる、くらい、私は太りやすいです。
最近、運動してないわりに食いしん坊だったからなー
 
ひーとーにーあーいーたーくー なーいー。
 
簿記の試験受けに 宇治来たよ!!
 
宇ー治ー
ナーラー
 
結果は ごぶごぶ。(合格率)
 
ところで引っ越してから案の定、市役所に転入届出すの忘れていたので、
受験するのに必要な 身分証明が何もないよ!!こまった!!
とりあえず何とかはした。多分何とかはなった。
 
住所不定 無職、
どうも、森本明日美 です。
 
宇ー治ー
ナーラー
 
帰り道、マラソン大会が行われているのに遭遇。
き…気持よさそう。今日はポカポカやったから走ったらクソ暑いだろうけど。
 
JR宇治駅から、宇治橋を越えて京阪宇治駅まで歩く。てくてく。
あ、この景色見たことある。
まだ枚方にいた頃、家族が車で遊びに来たはいいけど、出かけるスポットがなさすぎて、
あげく行き先決めずにドライブに出かけたらいつのまにか宇治についたっけな。そのときだ。
 
体が重い。ドッシーンって重みを感じる。はあはあ。なるべく脚を上げて歩くことにする。
ああ、太もも、尻、二の腕、腰まわり、あご、腹 が、
重たーい。動きにくーい。きもちわるーい。
デブ すぐ息あがるうー。やーん。
 
宇ー治ー
ナーラー

人間

退去の最終お掃除をするため、枚方へ。
前回来た時よりかは身ギレイな私、いえ、わたくし。
 
坂の途中の道路工事が まだ続いていた。
現場の交通整理をしているおっちゃん達。
通りすぎようとした時、ニイちゃんが一人、おっちゃんに怒られていた。
 
「何やってんだ! …お前、向いてないわ。ガードマンやめろ」
 
あの仕事はガードマン、というんだな。形容するいい言葉がこれまで見当たらなかったので助かる。
春の空気がただよいはじめている、湿気た、深夜の舗装道路。
キツイ言葉を投げつけられたニイちゃんは、青ざめたようすで黙りこんで、フラフラしていた。
フラフラしているもんだから、また怒られていた。
 
ああ、あれは 私だ。
 
 
 
久しぶりの枚方の家。
訪れるごとに、無機質に、「ただのタテ物」に姿を変え、自然状態に還っていくそのさまを、
毎回五感で感じ取ってゆかなければならないのはどうしても。どうしても。慣れない。
 
においがない。温度も残ってない。
私はここにはもう、いないんだ。
 
それでも確かに、あの時間はあった。あの暮らしはあった。
ここに私は住んでいて、あなたと一緒に、毎日を生きていた。
よね。
 
雨が降ってきた。
 
歌が歌いたい
悲しくて、やさしい歌が。
 

 不確かな未来を あやふやな時間を
 擦り合わせるたび 僕ら
 少しずつ すり減ってったんだ
 
 赤色を黒で塗って
 真白な砂をばらまいた
 僕らそれを 何度繰り返したっけ
 
 (彼女は泣いていた、笑っていた(仮)/hiyoko より)

 
終電で帰る。京阪電車は遅れている。
 
あなたがあの日、自分を守るために仕方なく切り捨てた誰かが、泣いているのよね。
いびつな感情、関係
 
人間

じれったい

ほっそいヒール履いた、女子の香水が 電車内にぷわんと香る。
女の子でいるのは楽しいなあ と私ですら思う時があるのだから、
きらびやかな衣装とお化粧をぜいたくに身につけてキラキラしてる彼女たちは、ほんとにその点 楽しそう。
 
世の女子たちを眺めたあと、ガラスに映った自分の姿のパッとしなさに、ずっこけそうになる。
げらげら
でもねえ 私、彼女たちみたいなきらびやかさ、女子らしさ、華やかさ が欲しいわけじゃないんだ、本当に。
いやそりゃ向いてないからとか負け惜しみとかは色々、内心影響してるのかもしれないけど
 
私ねえ、比べたりしないときの、鏡にたった一人で映った、自分のこの出で立ちを、実に気に入っているんだよ。
もちろん、納得はいってないし、彼女たちよりも素敵だとは自分でもとても思えないけんども、
ただ、「誰かみたいに」美しくなりたいんじゃないんだ、ってこと。
自分のままで、自分の感性の完成形へと近づきたいだけなんだ。
 
もっと最高に素敵な「自分」になりたいんだ。他人じゃない。
自分で感じうる、最強の、「自分」になりたいんだ。
 
それを誰一人認めてくれなくても、構わない。

鴨川にて

いつも通り同じ時間、鴨川に架かる橋をチャリで渡る。
ふと、川のほとりに、アコースティックギターを弾くおにーさん一人、見つける。
 
あの人、前も同じようにあそこに座っていたな。
わたし目が悪いから、あの時は彼が抱えているのはギターでなく犬に見えて、おーよしよしーって じゃれてるように見えたんだけど。
 
いいなあ。この時間帯、いるのかな。今度話しかけてみようかしら。
 
いつも通り同じ時間、鴨川に架かる橋をチャリで渡る。
いつも通りというのに飽きてきていたので、通るルート変えようと思っていたところなんだけど、
 
とりあいず、いつも通り 続けてみるのもいいかな っと。
 
ああ なに これ、この太陽。
春ってやつっ!!!!

シャングリラ

きみを想うと今日もねむれない
あーあーあー
 
 
 
あかん、ほんまに生活だめになってる。
ぜんっぜん起きれないし。
クマひどいし。泣ける

男たちの夜明け

untitled
 
撮ってたときは普通のつもりだったけど
いま見るとなぜ正気でいられたのかわからない
そんなあの日の写真です。
 
ちなみにこの部屋には 映ってる二人以外、私しかいませんでした。

de fault

最近、人に道をよく聞かれるなあ。
そりゃそうか、京都の駅前歩いてるんだから、枚方市内歩いてるよりかは圧倒的に聞かれるわいな。
 
ただ、私のように明らか京都に馴染んでない雰囲気のパープルマウンパ(しかもエセ)女に堂々と声をかけてくれるおばちゃん達に
こう、私が声かけやすそうとか 押しに弱そうとか なんか弱そうとか 親切そうとか そういうのはともかくとして
なにか、観光客独特の強さというか、テリトリー出て抑圧から開放された女の自由奔放さというか
 
なんつーのっ!! あんまり関係ないけど、
 
俗 があるから それの外は新鮮なわけじゃんね。
刺激も毎日だと飽きるんだろうし。
私はまさに低俗!!ってかんじの人間なので、そこんとこ たまに受けるちみっとの刺激に敏感でいるのは 楽しいの。
 
でも、長い目ではそれも慣れちゃうものかなあ
 
んー、普通ってよくわかんない 程度には、浮かんだり沈んだり しております。今は。
 
ここ一週間くらいの思考:
私って、今も昔も幸せもん。
 
ここ一週間くらいの嗜好:
紅茶のキャンディーを一袋、買った。おいしかったので食べきった。
次はハッカのキャンディーを一袋、買った。おいしい。 話の流れで。

目に見えるものだけ

ここは河原町塩小路
 
私の精神の安全地帯が決壊したあの残暑の頃。
あれから私は、私のまわりを通り過ぎる見たことない他人の姿、顔をよく観察するようになった。
 
すると、「ワケあり」って顔に書いてある人がたくさん見えるようになった。今まであんまり気にもとめなかったことだけど。
実際その人たちがワケありかどうか確認してるわけじゃないからあれだけど、
でも、なんとなく、けっこう確信持って、「ワケありなんだろうな…」って思う。
大丈夫かしら?と思う。
 
きみきみ、すごい顔になってますよ。

あの朝、太陽がのぼる前に

急に、人が怖くなった。お酒も、仲間も、異性も、街も、みんな怖くなった。
明け方5時、ぎゅうーって頭を圧迫してる もやもやを ぶっ飛ばしたくて、人気のない街を、走った。
寝不足とタバコの副流煙にやられて身体はひどい状態だったけど こういう精神状態の時ってそういうの関係なく すごい速く走れるものです。
そして、そういうもやもやに潰れそうなとき、いつもこの公園に来る。
三回くらいしか来たことないし、全然家の近所とかじゃないんだけども。ていうか遠い。
 
ここはとくべつ。別に何か感じるわけじゃないし、癒されるとかそういう雰囲気もないんだけど、
ちっちゃくて、とくべつな公園です。
おっきな幹と枝をもつ、木登りに最適そうな木の下に、ぺたんと座る。
隙間からのぞいた街あかりを見上げる。
走ったあとで息があがっていて、頭が全然働かなくて、からっぽで、ぐーるぐる。
それでも、渦巻いていた もやもやは、少しだけ飛ばせた気がした。
 
人はなんてたくさんの秘密を 心に詰め込んで生きているんだろう。
なんてたくさんの 大切な気持ちを、秘めて 隠して 膨らませているんだろう。
そして、なんてたくさんの たくさんの大事なことを 平気で忘れていけるんだろう。
 
怖い。笑った仮面かぶった人達に、心の中で罵られてる自分が見えたんだ。
笑ってるのに 本当は笑ってないかもしれない。
泣いてるのに 本当は泣いてないかもしれない。
全部知っているくせに、知らないふりをして 話しかけんだ。
どうして。それを、 えっと、
どうすればいい?どうやればいい?
わからない。わからなくなった。
そんな人間が、ほんとうに恐ろしく、理解できない遠い生き物に思えた。
分かりかけてた何かが、つかみかけてた何かが、ぜんぶほどけて なくなった気がして、怖くなった。
 
あんなことがあった後も、笑って、ふざけて。
あなたの本当のことが全部明るみに出ていたら?
あなたの本当の気持が全部見えていたら?
そんなこと誰も望んでいないのか。じゃあ望んでいるのは?じゃあ、この時間の意味は?真意なんてどこにもないのか?それとも、必要ないのだろうか?
 
公園で泣いた。
私は何になればいいんだろう、何になれるんだろう。
どうしてこんなに怖いのに、愛してしまうんだろう。
あれも、これも、それも、ぜんぶ嘘になるかもしれないのに。どうして立っていられるんだろう。何を信じていられるんだろう。
 
怖くて、逃げ出したくて、やれる気がしない。
それでも人は生きる。理由なんてなくても、人は生きる。
ああ、信じられない。とても理解できない。
「笑え!」って頭の中の私が言う。
笑え!って。
 
 
 
どうも思考がこんな具合で、ひどかったので、
コンビニでホワイトチョコ買って食べてみた。
おいしい。
しかしこういう風に、冷静になれる手段が思いつくって、だいぶ落ち着いてきてるんだなーって自分で思う。
あの頃は、食べることを身体が受けつけなかったぐらいだったし。 まだ大丈夫だね。
 
AM6時くらいに電車に乗った。
からっぽの頭と、力の抜けた身体で、色々なことを考えようとした。けど どれもみんな途中で止まってしまって、くるくる空回りしたのでやめ、私は同じ車両にいる人間たちの顔をひとつひとつ眺めました。
隣に立ってる人の息が、けっこう距離あいてるのに異様にタバコ臭くて、弱った。
でも何か、笑えてきた。へんなの。なによ。
あんたちょっと吸いすぎなんちゃうん。関係ないけど。知らないけど。でも私、隣にいます。ね。けっこう不快だし。ねえ。何だろうねえ、まったくもう。何なのよう。
 
電車を降りて、ポケットに手をつっこんで、そのへんのガラスに映った自分の姿のひどさに、笑う。
なんだか嬉しかった。嬉しかった。
 
とりあえず私は人間が好きなんだから。
嬉しかったし、笑ってみました。
ニー。
 
ニー。って。