今ぼくがここにいることを
いつか忘れてしまわないように
いつかわからなくならないように
今日もこうして言葉をかく
全ては残せないことはわかっているし
言葉にすることできっとマイナスもある
けれど僕は信じている
誰かの けして僕に宛てたでない歌が
ぼくを生かし救ったことがあったということを
だれかがそこに生きて、
言葉を残せば 残した言葉を
受け取るひとがいるかもしれないということを、
やっぱりそれは、音楽なのだ、
時間の芸術なのだ、
ぼくのいま歌っているうたも、
いつか誰かに発掘されて
その生活のあしもとで
口ずさまれますように、
ぼくはそのために
こうして今日に
あらがうのだ、